マンションが見えてくる。 ああ、もうデートが終わってしまった。 あっという間だ。 なんで楽しい時間はこんなにもあっという間なんだろう。 「春さん」 「ん?」 「また、おでかけしましょうね!」 「うん」 笑顔の春さんがいて、同じ時間を過ごせて。 春さんが私を見てくれて、触れてくれて。 ただそれだけで、貴重で、幸せで。 このまま続けばいいと思ったんだ。 「春馬」