今日はシャワーでいいや。
ぼんやりする頭でお風呂場に行くと、よろよろと服を脱ぎ捨てる。
春さんの過去を知ったところで、私には何ができるんだろう。
なにも、できないよね。
それがわかるから悲しい。
シャワーのお湯をだし、頭から浴びる。
私は、私のまま。
春さんの癒しになれたらいい。
少しだけ、心を開いてくれてる春さんの、少しでも支えになれたら。
「しっかりしなくちゃ」
お湯を止めようと前かがみになると、グワン、と世界が回る。
ぐらぐらと視界が回ったまま、私はその場に倒れこんだ。
容赦なく身体にかかるお湯。
意識が、遠ざかっていく。


