「その上頭もよかったって話です」
「へぇ。倖也さんって頭もいいんだ」
なんか、意外。
口が悪くてオラオラ系な倖也さんしか知らないから。
というか、イメージあわないなぁ。
「ん?沙紀さん知ってるんですか?」
「え、あ、うん。ちょっと、知りあいなんだ」
「へぇ!すごいですね!世間は狭いってやつですね!」
なんだか嬉しそうな徹平くん。
共通の話題ができたことが嬉しいのかな。
「あれ?でも、今なんて言いました?その人の名前」
「ん?えと、倖也さん・・・」
眉を寄せ首をかしげた徹平くんに、私がそう答えた。
「違いますよ!倖也って、違う方です」
「違う方?」
「はい。だって、名字は大倉じゃないですか?大倉倖也」
「え・・・?」


