そう思って、立ち直れたら苦労しないし。 自分に生まれたこの感情だって。 すぐにわかったら、悩んだりもしない。 認めたくて。 でも、認められなくて。 焦る気持ちと。 まだ向き合いたくないと思う気持ち。 ちぐはぐだらけの感情が。 いつか、ぴったりと重なる日がくるんだろうか。 ――沙紀さんの事が好きです! 真っ直ぐと、告げたあいつの声が頭の中で響いた。