1週間後、彼は本当にやってきた。 「沙紀さん!!会いたかったです!」 「ひ、久しぶり・・・」 この勢い、ほんと久しぶり。 カウンターに並んで座ると、彼徹平くんは終始ニコニコと楽しそう。 「あの!ビールください!」 「ビール?飲めるの?」 「とりあえず、ビールかなって」 「居酒屋じゃないんだから・・・」 張り切って注文している徹平くん。 少し、心配になる。 差し出されたビールを受け取りすぐに口に運ぶ。 「・・・にがっ」 顔を顰め、険しい表情。