「ちょっと、さっちゃん。今の子なに?」
「え、あ、あの・・・。おととい、歩いててぶつかってしまって。・・・っていうそれだけの関わりだったんですけど」
「それにしては、ずいぶん懐かれたみたいだなぁ」
ああ、犬みたいなんだ。
誠さんの懐かれたっていう表現でピンときた。
忠犬ハチ公みたいな。
「変なのにまた引っかからないように気をつけなさいよ」
「は、春さん・・・っ!」
春さんに痛いところをつかれる。
それに、引っかかるなんてないよ。
私は春さんが好きなんだから。
あー、報われないけど。
「若すぎて、ついていけませんよ」
「あたしからしたら、さっちゃんも十分若いし。ノリも似てるんじゃない?」
「に、似てますか!?」
うっそ!
あんなテンション高いっけ?


