キラキラと太陽みたいな笑顔に、思わず見惚れてしまった。
「お姉さん、こんな時間にどこに行ってたんですか?」
「え?」
「あ、ごめんなさい。女の人ひとりで危ないなぁと思って」
「あ、ごめんね。えと・・・、すぐそこに最近行きつけのバーがあって・・・」
振り向いてそこにまだ見えるビルを指さして言った。
確かに、こんな時間におかしいよね。
というか、この子もずいぶん若く見えるけど。
こんな時間になにしてんだろう。
「君は?」
「え、あ、僕は・・・。ちょっと家出を」
「はい?」
「あ、でも、大丈夫!行くところはちゃんとあるんで。これから友だちのところに行くところで!」
家出って・・・。
え、何歳?
「じゃあ、あの、ほんとにごめんなさい。気を付けていってね」
「はい。お姉さんも!」


