もしかして先輩も、私の事・・・。
なんて、それは飛躍しすぎかしら。


先輩と別れた今も、頭の中は先輩の事で溢れてる。



“好き”っていう勇気は持てないけど、また会えるってことだもんね。
それで何度かあって、それから・・・。



「好きです・・・なんちゃってっ」



浮かれすぎた私のテンションはふわふわと浮上して。
幸せで今にも飛んでしまいそう。



昨日はあんなにもどん底で、絶望のままあのバーにいって・・・。



「あ・・・」



そうだ。
あのバーの店員さんにも、謝らなくちゃ。
きっと迷惑をかけた。
もう一人男のバーテンダーさんがいたはず。

ふと思い出した私は方向転換し昨日のバーへと向かった。