どうか。
これからも、春さんの側にいられますように。
仕事の事とか、家の事とかそっちのけでそうお願いしていた。
終わって顔をあげると春さんはすでに顔をあげていて。
その春さんが、ひどく冷たい目をしているような気がした。
・・・春さん?
「終わった?」
私の視線に気づいた春さんは表情をにこやかに変え私の手を引きその場を移動する。
人ごみの中から少し外れると、少しホッとした。
気のせいだったんだろうか・・・。
「なに食べるか決まった?」
「え、あ、・・・たこ焼きとかどうですか?」
「いいね。じゃあ、探しながら帰ろう」


