いけない!?同居生活



お、落ち着け。
友だちとして。

はぐれないように、だから。



ドキドキする胸に気づかれないように、赤い顔がばれないようにと少し伏せた顔。
春さんの手は、すらっとしてはいるけど、男の人の手だった。




「お参り終わったら、なにか出店で買う?」

「はい!いいですね!」

「なにがいいか選びながらいかないとね」




それどころじゃないです、春さん。
春さんは、何の気なしの行動だと思いますけど。

春さんに恋をしてしまっている私にとっては、ある意味拷問のようなもので。


それに私は、想いを封印すると決めたのだから。
そんな私にこの仕打ちは、なんのいやがらせですか!


う、嬉しいけど・・・。




そんな私の心境を知ってか知らずか、春さんはすっかりいつもの春さんに戻っていて。
楽しそうに笑っている。