それにしても。
やっぱり、春さんて綺麗だ。


寝顔はどちらかというと可愛い。




「・・・これって」



これって、浮気になる?
いや、ならないよね。


私と春さんは、いわば女友達で。
でも、それでも倖也さんは目の敵にするってことはあまりよく思ってないってことで。


そんな私が、春さんとこんな・・・。



一気にサーッと血の気が引いて、慌てて春さんから離れた。
春さんも、本当は困ってたのかも。



ごめんなさい、春さん。
もうしませんから!




自分の部屋に戻るとタオルケットを持ち出し春さんにかける。
時間はもう6時過ぎ。
起きて朝ご飯の用意でもしよう。