春さんの抱えてる辛さや、悲しみや、絶望。
それに少しだけ触れることができた。


私が、どうにかできることではないけれど。
なにも言ってあげられる言葉は持っていないけれど。



私が側にいることで、春さんの少しでも支えになれたら。




「でも・・・」




それでもやっぱり私は女で。
女に嫌悪感を抱く春さんにとっては、いくら少し受け入れてくれたとはいえ気持ちがいいものではないはず。


春さんの側にいることが、春さんにとっていいのかどうか。
いつかちゃんとわかるといいな。



でも、もしいないほうがいいって言われたら・・・。




ズキン。
考えただけで痛む胸。




きっと私は、泣いてしまうかも。