あの日から、春さんとの距離がぐっと縮まったように思う。
まるで、女友だちみたいにとても仲よくなれた。


少しだけ、春さんも私に心を開いてくれた・・・気がする。




「さっちゃん、今日あたし仕事は休みだけど夜出るから」

「そうなんですか?わかりました」



一緒にご飯を食べるのが当たり前になってきて、春さんのシフトも把握するようになった。
だから、ご飯がいらない時にはこうして教えてくれる。


なんだか、すごく嬉しいんだ。



春さんが食べないなら、久しぶりに綾乃を誘ってみようかな。
それこそあれ以来綾乃も会っていない。


心配してくれてたし、ちゃんと報告しなくちゃね。



私は思い立つとすぐに綾乃に連絡を入れた。