先輩に対する私の想いは、永遠の桜で。



先輩に伝えたあの言葉は、私の嘘で。



私の心は、桜と嘘のミルフィーユでできている。



この季節が、この別れは旅立ちならば。



私は先輩からも卒業していいですか?



私の髪を風が揺らしている。



その中には迷いものの、桜の花びらも。



先輩、私はあのミルフィーユの味を忘れません。



甘くても、酸っぱい、嘘のように切ない味を。



私の心は永遠に、桜と嘘のミルフィーユ。





END