桜満開の春。



新1年生として、私は先輩のいるこの学校に入学した。



長年続けていたフルートを更に磨いて、私はいつでも先輩の隣に立てるように努力した。



部長として私たちを引っ張ってくれた先輩は、とてもかっこよくて、私の憧れ。



その憧れが、先輩の優しさに触れていく度に、愛おしさに変わっていった。



そして、再び桜満開の春がやってきた。