寝ているアカツキの隣から、そっと離れる
「私帰りますね。」
「あっ、送ってくよ」
ここから家まで約30分。
そろそろ暗くなってきた外。
そんなとき、朔さんの声が聞こえた
ないしん、やった!なんて思いながらも
一応ことわる
「いいですよ、あるけますから」
「だめだよ、シノちゃんも女のこなんだから。」
それに、おくってかないと俺がヤバイから…
と、付け足したあと朔さんは車のキーをもって部屋をでる。
昴さんと、一希さんに軽く頭を下げて、寝ているアカツキを最後にみて朔さんに続いて部屋をでる。
朔さんについて階段を下りていくと、皆が朔さんに注目する。
もし、これが私服だったら皆に睨まれてただろうな…
リアルに想像してしまいビクッとなる体
それに気づいてか、階段を下りた朔さんが、皆に気づかれないよう、
「先に車にいってるね」
と、小さな声でいう。
それに小さく頷きながら、優さんがいるカウンターに足を進める。

