「あん?如何した?変な顔になってるぞ」

「あのね・・・ブスってまさか私のこと?」

「あ?テメェしかねぇだろ?」

 ビキッ

「何だ?今の音・・・」

「何の音ですって?教えてあげましょうか?ww」(笑顔)






「・・・・・・・・・・・・いえ、遠慮します」

 皆さんは何の音か分かりますよね?

「遠慮なさらずに・・・ね?」(激笑顔)

「い、いえ、マジで遠慮します。てか、遠慮させてください」

「・・・チッ」

「今、舌打ちしなかったか?」

「いえ、とんでもない」(爽やかな笑顔)

「・・・俺、こんなに弱かったっけかな・・・」

 晋也は遠い目をした。
 でも、今日は平日なので朝の時間に限りはあるわけで・・・


「あっ!もう時間があんまりない!!」


「あ?」


「悪いけど、今日は朝ごはん抜きね!」


「あ?おいっ!」


 私は、もう振り向かずに部屋を飛び出しドアの鍵を閉めた。

 もう登校している生徒はいないに等しかった。


「あ゛ーもう!!」


 私は、晋也のことと学校のことそして、これからのことで頭が一杯になりヤケクソ気味に校舎へと走った。