龍の車に乗って早30分龍が頻繁に話し掛けてくるのを無視して私は窓の外を見ていた。
龍も諦めたのか何も言ってこなくなった。
でも、5分位たってまた龍が話しかけてきた。
「そういえば春の部屋にあれ置きっ放しだった。」
「え?」
無視しようとしたけれど私の部屋に龍の私物があるのは少し嫌だから・・・だって勝手に部屋入りそうだし・・・。
「ま、いいかただのゴミだし・・・でもなぁ登美子さんに見つかったら大変だなぁ」
龍はもう自分に言いかけるような口調だった。龍が話を終えようとしたが何を忘れたのかが気になる。
「何を忘れたの?」
聞いてみた。
「春ちゃん!やっと話聞いてくれたね!!」
「で?何忘れたんだゴラァ?」
拳を構えて龍に問う。
「春ちゃん?運転中だからね?殴っちゃ駄目だよ??」
「だから何忘れたって言ってんだよ。さっさと言えや。」
「煙草」
「煙草?」
「うん、正確に言うと煙草の箱中身は無いよ。」
「ああ、あの煙草の箱か・・・」
私はそこでゴミ箱に捨てた見慣れない四角い箱を思い出した。そうか、あれは煙草の箱だったのかと今理解した。
「で、如何したの?箱。」
「捨てた。」
龍も諦めたのか何も言ってこなくなった。
でも、5分位たってまた龍が話しかけてきた。
「そういえば春の部屋にあれ置きっ放しだった。」
「え?」
無視しようとしたけれど私の部屋に龍の私物があるのは少し嫌だから・・・だって勝手に部屋入りそうだし・・・。
「ま、いいかただのゴミだし・・・でもなぁ登美子さんに見つかったら大変だなぁ」
龍はもう自分に言いかけるような口調だった。龍が話を終えようとしたが何を忘れたのかが気になる。
「何を忘れたの?」
聞いてみた。
「春ちゃん!やっと話聞いてくれたね!!」
「で?何忘れたんだゴラァ?」
拳を構えて龍に問う。
「春ちゃん?運転中だからね?殴っちゃ駄目だよ??」
「だから何忘れたって言ってんだよ。さっさと言えや。」
「煙草」
「煙草?」
「うん、正確に言うと煙草の箱中身は無いよ。」
「ああ、あの煙草の箱か・・・」
私はそこでゴミ箱に捨てた見慣れない四角い箱を思い出した。そうか、あれは煙草の箱だったのかと今理解した。
「で、如何したの?箱。」
「捨てた。」


