私達は元来た道を戻った。私達の家(登美子さん宅)から麗華の家まで、電車で二駅超えたところにあるのでどちらのしろ長くは此処には居られなかった。
でも、私の中ではいろいろな疑問が渦を巻いていた。
その一つは龍の様子が変だったこと、もう一つは、お母さんとお父さんがずっと事故死だと思っていたのに急に事故じゃないかもしれないと知らされたこと。
まだまだ形になっていない疑問が一杯だった。
いろいろと考えているうちに私達の降りる駅に着いてしまった。
電車を降りると私は無言で歩いた。龍は何かと話し掛けていたけれど、何を言っていたのか全く覚えていなかった。
帰ると、登美子さんが心配した表情で待っていた。
「如何だった?」
「何がですか?」
「え・・その?」
「お父さんとお母さんの死についてですか。」
「ええ・・・」
登美子さんは遠慮気味に言った。
「麗華さんは、お父さんたちの死を事故死ではないと言っていました。」
「そう・・・」
「登美子さんは、知っていたんですか?。彼女がずっと親父・・・父さん達の死を否定し続けていたことを。」
龍が登美子さんに問いかけた。
「勿論知っていたわ。私も彼女を信じてる。でも、やっぱり警察は信じてくれなかった。」
「如何してそのことを俺達に話さなかったんですか?」
「私はその事を話すと、貴方達は何かを絶対に調べる、犯人を突き止めて追いかけると思ったから。」
登美子さんは「潮時ね」と言った。疑問に思った私は登美子さんに問いかけた。
「潮時?何が潮時なんですか?その事を隠し続けることですか?」
「そうよ。春ちゃん、お願いだから。犯人を捜すことはしないでね。」
「でも「はは、絶対にしませんて、警察も信じてくれないのに如何しろと?」
私は言い返そうとしたが龍に言葉を遮られた。でも、考えるともし、犯人を突き止めても肝心の警察が信じてくれるかどうかだ。この事件を有耶無耶にしのも警察だ。信じてくれると言う根拠はどこにもなかった。悔しい。凄く悔しかった。
でも、私の中ではいろいろな疑問が渦を巻いていた。
その一つは龍の様子が変だったこと、もう一つは、お母さんとお父さんがずっと事故死だと思っていたのに急に事故じゃないかもしれないと知らされたこと。
まだまだ形になっていない疑問が一杯だった。
いろいろと考えているうちに私達の降りる駅に着いてしまった。
電車を降りると私は無言で歩いた。龍は何かと話し掛けていたけれど、何を言っていたのか全く覚えていなかった。
帰ると、登美子さんが心配した表情で待っていた。
「如何だった?」
「何がですか?」
「え・・その?」
「お父さんとお母さんの死についてですか。」
「ええ・・・」
登美子さんは遠慮気味に言った。
「麗華さんは、お父さんたちの死を事故死ではないと言っていました。」
「そう・・・」
「登美子さんは、知っていたんですか?。彼女がずっと親父・・・父さん達の死を否定し続けていたことを。」
龍が登美子さんに問いかけた。
「勿論知っていたわ。私も彼女を信じてる。でも、やっぱり警察は信じてくれなかった。」
「如何してそのことを俺達に話さなかったんですか?」
「私はその事を話すと、貴方達は何かを絶対に調べる、犯人を突き止めて追いかけると思ったから。」
登美子さんは「潮時ね」と言った。疑問に思った私は登美子さんに問いかけた。
「潮時?何が潮時なんですか?その事を隠し続けることですか?」
「そうよ。春ちゃん、お願いだから。犯人を捜すことはしないでね。」
「でも「はは、絶対にしませんて、警察も信じてくれないのに如何しろと?」
私は言い返そうとしたが龍に言葉を遮られた。でも、考えるともし、犯人を突き止めても肝心の警察が信じてくれるかどうかだ。この事件を有耶無耶にしのも警察だ。信じてくれると言う根拠はどこにもなかった。悔しい。凄く悔しかった。


