恋した人は、漫画の住人

 私と龍はスーパーへと入っていった。

「醤油はあっちだね。行くよ龍。」

『うん行っこう!!』

―今の龍に話しかけんの止めよ。

 私と龍はさっさと醤油を買った。
 そして、帰り道

「龍少し痛い視線感じるね・・・」

『そだね。(-A-)』

 絵文字が合ってるのか合ってないのか分からない。でも、この少し痛い視線はさっき龍が叫んだ時近くにいた人だと思う。

「・・・」

『春~何か喋ってよ~』

「・・・」

『春ちゃぁん~どっしたの?』

「その喋り方止めて?いい加減にしないと、また投げるよ?」

『御免なさい!すいません!以後気を付けます。だから投げないでください!!』

「・・・」

 私達は家に帰るまで無言だった。私が言ったからだけど・・・