朝。

「……」

耕介はベッドで目を覚ます。

隣には、全裸のままで規則正しい寝息を立てている雛罌粟。

寝惚け眼のまま、耕介は指折り数える。

「バスルームで2回…ベッドで3回…」

張り切り過ぎだ。

流石に疲れた。

もう少し…やっぱり昼前まで寝ようとして。

「すいませーん」

耕介は玄関先からの声に気付く。

「宅配ピザをお届けにあがりましたー」