「お願い!どうしても帰りたいの!自分勝手だってことはわかってる、でもお母さんが…。」


「うーーーん。」

少年は難しそうな顔で考えている。


「そうだね、僕は君を助けたい。 

ただ、このままかえすわけにはいかないんだ。

きみから何か一つもらわなくちゃいけない。

それでもいいの?」

その何かが何かはわからない。

でも、戻れるならば…

「うん。」

私は力強くうなずいた。