ジリリリーー
といつものようにうるさい時計のアラームが鳴り
春は重い瞼をあけた
この心地いい布団のぬくもりから出たくないなぁと思いつつも
そろそろ起きないと学校に遅刻する
渋々毛布をのけて体を起こすと
冷え切った部屋の空気がさっきまで寝ていた体を起こす
今日も学校だ
まだ半分寝かけている頭のまま春がリビングに降りると
お母さんが機嫌よく調子よくを作っている

朝食を食べ終わり仕度を整える

これでも一応は女子の端くれだ
髪の毛くらいにはきを使う
春は前髪を割れないように鏡の前で必死に直す
「行ってきまーす」
と言い
朝7:00いつものお気に入りの洋楽を聴きながら駅に向かう
その途中の道で
家の近くの学校の生徒とすれ違う
毎度のことながら
よくこんな朝早くから部活ができるなー
と感心させられる

というのも春の学校はある程度の私立の進学校、その上女子校だ
そうともなれば部活の朝練の頻度や時間、はそれ相応のものになってくる