その後は同じ地元民だし、地元の話をしながらあっという間に家に着く
もう少し話してみたかった
正直そう思った
長く付き合っている彼氏は、私が会社の男の人に送られたって知ったらいい気はしないだろう
この事は黙っておこう……そう思った
帰り道の案内をしようかと思ったけど
どうやら知っているみたいだったから必要なかった
さすが地元民だなぁと思いながら車を降りる
「本当にありがとうございました」
窓越しに笑顔で手を降ってくれて
谷田さんに深々と頭を下げて車が見えなくなるまで見送った
思ったより楽しい人だ
優しい人
かっこいいし♪
少し近づけた事、嬉しかった
谷田さんの事を考えて軽やかな足取りで帰宅した
この時は「初めて話せて嬉しかった」以上の感情は無かった
後々、私はこの人と不純な関係に発展する事なんて想像もしていなかった
不純な関係だけれど限りなく純粋に愛してしまうなんて
