あの日を機に私は谷田さんに積極的に話しかけるようになった
谷田さんと話が盛り上がってる姿を見て例の営業課長はますます私達をからかう
そんな営業課長のふざけた発言に谷田さんは嫌な顔せず
「仲良さそうで羨ましいでしょう?」
なんて返事してくれるほど私と谷田さんはよく話す仲になりつつあった
谷田さんのイメージが私の中でかなり変わっていっていた
クールで冷たい雰囲気の人から
意外に冗談言ったり面白い事言ったり
凄く頼りになってとっても優しい人
谷田さんを気に入ってる川本さんからの妨害はもちろんあったけど
仲いいのはあまり見せないようにしていたし川本さんはとにかく友里香ちゃんいじめに必死だった
川本さんと谷田さんは歳が近いのもあり、一見慣れ親しんだ仲にも見えなくなかったけど
川本さんは谷田さんと仲いいのを必死でアピールしてるように振る舞ってるにも関わらず
谷田さんからはそんな川本さんを邪険に扱う姿が垣間見れる
谷田さんは川本さんが私達後輩に威圧的なのを何となくでも感じ取っていたから…
それを知っている男の人は少なくなかったけど誰も守ってはくれない中
川本さんをたまに邪険に扱う事が谷田さんの川本さんに対する唯一の返事なんだと思う
川本さんは自分はモテるアピールを私達にしたかっただけだろうけど
この人はいい歳した男好きだから…と思えて仕方なかった
私や友里香ちゃんをいじめてるひどい姿を皆知ればいいのに…
全然男の人の前と態度違うし…
と思いながら頑張ってキャピキャピしている川本さんを見ると滑稽で切なくもあった
