いよいよ美希の出勤最後の日

私は贈り物を渡して美希も私に贈り物をくれた

初めは私とはキャラクターが違いすぎて戸惑ったし

どこか私を見下してるような発言も多かった美希もすっかり仲良くなれたと思う


美希はその日の夜、会社のごくごく少数のメンバーと二ノ宮さんで送別会に出掛けていった

周りが美希が二ノ宮さんを好きなのを知っているからだ

美希は憧れの二ノ宮さんと最後の食事だとウキウキして出ていった


私は仕事が終われず残業をしながら美希を見送り

明日から同期のいない会社で過ごす自分を想像できずにいた

美希には感謝している

共に川本さんからのキツイ日々を乗り越えた

ライバル視されててしんどかった日もあったけど

美希と一緒に入社していなければもっと辛かったかもしれないと考えなくもなかった