祥永が後悔するくらい、上手くなってやる。 そうやって奮い立たせた気持ちも何時の間にか祥永なんてどうでもよくなっていて Four Rosesで、応援してくれる皆と、もっともっと高みへ一歩ずつ登っていきたい。 もっと上手くなってやる。 そんな風に思えた瞬間だった。 忘れかけていた夢をもう一度、 この手に掴み取れた瞬間は……キラキラと輝いて見えた。