あなたに出逢わなければ、
私は夢を持つことも、何かに憧れることも何もなかった。


ただ……平凡と言えば聞こえはいいかもしれないけど、
つまらない刺激のない時間を
ただ過ごしているだけだったのかもしれない。


だけど……中三の夏。
私はステージで輝き続けるアナタを見つけた。


UNA【ウナ】っと呼ばれる貴方は何時も私の希望だった。


高三の夏、あの出来事が起きるまでは。


一瞬のうちに、全てが閉ざされた日。
その日から、私は流されるように生きるようになった。

UNAの存在が、こんなにも私の活力になってたなんて
思っても見なかった。


つまらない時間、代わり映えのない未来。
だけど……運命の輪は再び動き出す。


私の想像を絶する形で。


あなたに出逢わなければ……。
この言葉を後悔ではなくて、未来へと繋げたくて。