「綺麗な青空やなぁ♪」




空を見上げると綺麗な青空だった。



「綺麗だね…………。


もうすぐでバレンタインデーだよ♪

何がいい?」




もうそんな季節……。


クリスマスに好きと言われてからもうすぐで2ヶ月たつんだ………。


あと2ヶ月で春日が学校に……




「紗和が作ってくれるもんならなんでも♪


この季節だけは彼女がいて良かったって思うわ。」




「じゃぁ………ナスでも入れようかな♪」




「うぇぇ〜……やめようやぁ。」




優介は完璧な人だと思ってたけどナスだけは駄目なんだって。


『それ以外は完璧な人間や!!』って言ってた。






楽しい時間………



幸せだなって思うと春日の顔が頭によぎる。

優介との時間を邪魔するように。



「なぁ、また今度紗和の家言ってもええ?

部屋見てみたい。」




「え………


ごめん。今、いろいろ準備あるしゴチャゴチャしてるから無理かも………。」




嘘…………

本当は春日がいるかもしれないから。


ごめんね、優介。




「そっか。


まぁ女の子はいろいろ忙しいもんな♪

しゃぁないわ。」




「ごめんね?」



「謝んなくてええよ♪


バレンタインデー楽しみにしとくわ!」



優介、あなたの優しさにあたしはどれだけ幸せを感じることができたか…………


なのにあたしは裏切るような行為をしてる。


春日に会ったりして……



このままじゃいけないよ。