「紗和、おせぇよ!」




「まってよぉ……!」




空が輝く朝。

あたしは春日を追いかける。



あれからあたしは春日と一緒にいるようになった。


那智、将希も四人で。

優介がいなくなった穴を春日が埋めてくれてるんだ。



優介…………


あたし今幸せかな?


自分じゃよくわからないんだ。

だって幸せって言葉、簡単に言えてしまうなら本物じゃないと思うの。




それにね?

貴方がもしここにいて五人だったらって考えてしまうんだ…………。


バカらしいよね。




けどあたしは貴方をずっと愛しく思う。


春日を愛しても


優介だけは忘れないよ。