焦ってた。

これまでに感じたことのない恐怖が、焦りと一緒に私を掻き立てて…


「っう…」

この血生臭さも、私を恐怖に陥れた。

「はぁ…っもうやだ…」


そういい私はぎゅっと目をつむった。


  その時だ。

「おはようござい…ま、?」

一人の生徒が入ってきてしまった。後ろのドアの鍵が壊れていたせいだろう。