「…これで、一人目ーー」 美波が包丁を振り上げたその瞬間、私はカッターで美波の腕を切りつけた。 「ッア⁈いた…」 カシャーンと包丁が美波の手から滑り落ち、床に落ちた。 「…よっし!」 すぐさま包丁を取り上げて、美波に突き立てた。