そして私たちは雑貨屋さんで買ってきた小さなマスコットと100均のはさみとカッターの刃を用意した。

「マスコットが生贄の代わり?人間じゃなくて?」

「怖ぇよお前」

こんなもので呼び出せるはずない。こんなもので呼出せたら大ニュースだ。

「いっせーのーで…」

しかしこの時私は、『いつもと違うこと』への期待が、ひそかにに膨らんでいた。

あとで後悔することも知らずにーーー…