春樹said



萌「智紀」



智「ん、何?」



ああ、まただ



こんなに近くにいるのに俺の名前は呼ばれない



萌さん、気づいてますか?



俺の名前を呼んでほしいだなんて



智紀さんに向けるその笑顔も



愛しくてしょうがないというのに



俺にも笑顔を見せて下さい



心が痛くて、叫んじゃうから



智紀「春樹!?どうしたの?」



『何がですか?』



萌『泣いてる…』



『えっ?』



その時初めて知った



あぁ、俺泣いてたんだ



『大丈夫ですよ!wじゃあ香帆里さんと翼のとこに行ってきますね』



そう言ってその場から逃げた



やっぱり萌さんは智紀さんのこと…



俺じゃ…ないもんなー…



『萌さん、好きですよ』