「なんでそんな簡単なこと、忘れちゃったのかな?お前の居場所は、ここ以外ないんだよ。俺はお前にそれだけのことをしてやったよ。あの女は?お前に何してくれたっていうの?」
なんもしてくれてないだろ。
なんも、教えてくれてないだろ。
生きる意味も理由も痛みも絶望も救いも希望も。
「あの女と、お前とじゃ、住む世界が違うんだよ。あんな女にお前の何がわかる???」
俺の方が。
「俺の方がお前をわかってやれる。理解してる。」
お前の痛みを知ってる。
お前の役割を知ってる。
だって、それは。
「俺はこれからだって、お前に協力してやるよ。けど、あの女に関わるなら、お前は変わらなくちゃいけないだろ?でも変われるわけがない。お前の境遇は変えられない。な、考えなくても、どっちが正解か、わかるだろ?」
俺自身だから。
俺と、お前は同じ。
あの女とはチガウ。
あの女にはワカラナイ。
あの女に、お前は癒せない。
だって、誰が何しようと。
俺の傷だって、一生癒えない。
俺は変わらない。


