Live as if you will die tomorrow




こういう時、空生のポーカーフェースは癪に触る。




「…好きな男に、クラブに行くなって言われてるのかもよ?」



挑むように笑って、グラスを渡しても、空生は素知らぬ顔して受け取るだけ。




「そんな男、いんのかなぁ。。。なぁ、零、お前まだ会ってんの?会ってんならクラブに連れてきてくれよぉ」



対照的な崇は、本当にどうしようもない、手の施しようのない男に成り下がっている。



「あっ。ひどっ」



その気持ち悪い態度に、空生は冷ややかに崇から顔を背けた。



それは、もう話しかけてくれるなという、空生の意思表示でもある。

崇も直ぐはぶつぶつ呟いていたが、暫くするとやめて、結局大人しくぼけっとし始めた。


普段五月蝿くて静かにしろと言っても聞かない崇が、だ。


これではルナのスタッフ達が、心配するのも頷ける。




「燈真、こっち良い?」




そうこうしている内に、一般客が入って来た為、呼ばれた俺は内心で溜め息を吐いてから、接客をしに空生達の前から離れた。