でも、でもさ。
もう、『さよなら』してるよね。
この俺の勘が当たってたとしても。
早く、『弱さ』を見せてよ。
早く『もう関わりがない』って教えろよ。
俺からそう仕向けてやるから。
教えてやるから。
本当に余裕があるのはこっちだってな。
「でも、さすがに、あの夜の崇のあれはないでしょう?崇もよく零相手に喧嘩を売ったよね。」
素直に『負け』を認めて。
ーそんな悠長に飯食ってんじゃねぇよ。
「あれから、零はどうしたのかな?もうカノンちゃんにちょっかい出すの、止めたかな?」
この問いに、突如女はむせ、水を飲んだものの、若干涙目になっている。
「あ、ごめんね?ゆっくり食べれないよね?」
適当に労いつつ、俺は安心させるように笑って見せる。
だが、動揺でむせたのだとしたら、今日で一番満足な反応だった。
なのに、まさか。
「いや、あの、、その…普通です、、ふつう」


