窓の無い部屋。
照明は割れて。
パソコンの画面は破れてて。
キーボードは下に落ちてるし、青いUSBは欠片になってる。
椅子は倒れてるし、血は飛び散ってるし、俺も転がってる。
どう見ても、普通じゃ無い。
イカれた状況。
なのに、空生は、何も。
何一つ変わったことなんて無いみたいにいつも通り。
顔色一つ変え無いままで。
酒を寄越せと言った。
俺の『弱さ』に、触れないまま。
気付いた素振りも見せず。
ーそうだ。
「…分かった。今行く。」
そう言って俺が立ち上がるのを見ると、空生はコクリと頷いて、そのまま部屋から出て行った。
ーお前と、俺はよく似てる。
パタンと音を立てて閉まった扉に目をやりながら、溜め息とも安堵とも取れる息を吐く。
ーお前の痛みを、俺は知ってる。
だから。
お前も、俺の痛みが理解(わか)るんだ。
要らない人間。
疫病神。
そう、望まれて、そうならざるを得なくなった。
けどさ。
疫病神にだって、必ず役割があるんだ。
例えそれが、息が出来ない程、深い闇の中でしか、存在できなくとも。
照明は割れて。
パソコンの画面は破れてて。
キーボードは下に落ちてるし、青いUSBは欠片になってる。
椅子は倒れてるし、血は飛び散ってるし、俺も転がってる。
どう見ても、普通じゃ無い。
イカれた状況。
なのに、空生は、何も。
何一つ変わったことなんて無いみたいにいつも通り。
顔色一つ変え無いままで。
酒を寄越せと言った。
俺の『弱さ』に、触れないまま。
気付いた素振りも見せず。
ーそうだ。
「…分かった。今行く。」
そう言って俺が立ち上がるのを見ると、空生はコクリと頷いて、そのまま部屋から出て行った。
ーお前と、俺はよく似てる。
パタンと音を立てて閉まった扉に目をやりながら、溜め息とも安堵とも取れる息を吐く。
ーお前の痛みを、俺は知ってる。
だから。
お前も、俺の痛みが理解(わか)るんだ。
要らない人間。
疫病神。
そう、望まれて、そうならざるを得なくなった。
けどさ。
疫病神にだって、必ず役割があるんだ。
例えそれが、息が出来ない程、深い闇の中でしか、存在できなくとも。


