色香が困ったように俺の顔を覗き込む。 そんなこと言ったって 俺だって、頑張って言ったんだぞ。 クソ担任吉川と、ヘボい親友春人が言ったんじゃん攻めていいって。 なんて責任転嫁しながら本当は少し困った色香を見たかっただけなんだけど。 「へんなのは色香じゃん」 「…なんで?」 そんな顔するな。かわいくてシミズを牢屋にほうりこみたくなる。 「だって真っ赤だもん」 「…ち、違うもん」 「じゃあ鏡見てみなよ」 「みない」 色香は両手で顔を隠してうつむいた。