「ど、どうしよう…数学…… 助けて日向ぁぁぁぁあああ!!」 「うるさい」 「あんたに言われたくない」 うん、ほんとに、あんたにだけは言われたくない。 「教えて欲しい?」 「うんっ、教えて欲しい!お願い!」 「いいよっ、明日から放課後に俺ん家きてね」 「部活は?テスト中もあるでしょ?」 「うん。俺が帰るまで1人で勉強してて。 で、わからなかったところを俺が教えるから。」 「わかった。 あ!ねぇ、清水くんもいい?」 「は?シミズ?」 日向があからさまに嫌そうな顔をする。