「ち、ちょっと何すんのよ!」 不覚にも、少しドキドキする。 パクッ… 「ひ、ひゃぁ…っ!」 い、今何したコイツ!? み、耳食べた!? 耳元からは、ククッと面白そうに笑う日向の声と 目の前には、びっくりして目を見開いている清水くん。 ちょ、本当に、ど、どうなって… すると、パッと私を離した日向。 そして、トンっと私の背中を押した。 私はよろけて、清水くんに支えられる。 「色香はこんなことだけで、そうやって真っ赤になんの。」