「あ、遼平はなに入ってたの?」 「俺?手紙のみ。」 「それちょっと音読してよ!」 「いや、はずいからやめとくよ。笑」 「えー、つまんなーい。」 「じゃあ、春輝は?」 「俺も手紙だけ」 「じゃあ、春輝が音読かな。」 「嫌だわ。」 春輝は笑っていた。 私は何か忘れている気がする。 なにを忘れているんだ。