「ただいまっ」 海斗が帰ってきた。 「お帰り。」 来海は子犬のように玄関に走って行った。 「あれ?まだ起きてたの?もう、10時位になるぞ。」 「うん」 来海は、にっこり笑った。海斗は来海の表情を見て安心した。