海月物語。

 次の日、来海の体は絶頂に回復した。朝早くは起きれなかったが、洗濯機を回した。
 一通り家事が終わると、TVをつけてみた。久しぶりに見るテレビ。内容は頭に入ってこないが見つめているだけで時間はあっという間に過ぎた。
 お昼過ぎ、来海は冷蔵庫を開けてみる。何もない。食卓テーブルにいつまでも置かれていた買い物袋を除いてみた。中には大量のレトルトお粥が入っていた。
 来海は、海斗から貰った一万円札を持ち、外へと出た。スーパーへ向かう。様々な食品を見定め籠に入れていった。