来海は、今後をどうするか考えまとめた。
「私、就職します。就職してお金返します。その間、お世話になっても‥‥‥‥」
来海は、段々申し訳なさから言葉が思いつかなくなってきた。
「いいよ。ゆっくり就職当て探して。お金もそんな急がなくていいから。ね?」
海斗のほほえみは、やはり一馬に似ている。来海は、そう思った。