「本日は、ご来場ありがとうございました。まもなく、閉館致します。お気をつけてお帰りください。」
閉館のアナウンスと共に、蛍の光の音楽が鳴り出す。ここは、水族館だ。
「海斗さん、さっきからあそこにいる女の人、クラゲの前から離れずいるんですよ。帰る気配ないっすよ。」
後輩が海斗に話かける。
「俺、言ってくるよ。」
海斗は、女の元に行く。