「ま、そんなわけで紫月、俺はもうお前が行き遅れても嫁にもらってやれなくなったからな」
相原は左手の指をヒラヒラさせて結婚指輪を見せた。
クスッ
「えー困ったなぁ」
クスクス
「よくゆうよ、幸せそうな顔しやがって」
紫月はポッと頬を赤らめながら、エヘヘと笑う。
ホワイトデーから2週間が経ち、
いつの間にか社内では切野社長と紫月は公認のカップルになっていた。
「それにしても課長が結婚かぁ
急ですね、もぉビックリですよ」
「だよなぁー 俺もびっくりだ」
あはは
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