抜き差しならない社長の事情 【完】



「あ、課長、おはようございまーす」

「おはよう、 はいプレゼント」

「わーい ありがとうございまーす」



そう、ホワイトデーだ。




うれしそうにピンク色の紙袋を受け取った紫月は、あらたまったようにペコリと頭を下げた。


「課長、あの……色々心配かけましたが、しばらくここでがんばろうと思います。

よろしくお願いします」


「だろうと思ったよ。最近やけにスッキリした顔をしてるしな」


そう言ってクスッと笑った相原は、

「ここより、お前にとっていい職場は日本中探したってないぞ。俺が保証する」

と言って笑った。



「はい。心しておきます」


クスクス