抜き差しならない社長の事情 【完】


3か月前に辞めた先輩事務員のサキが、送別会でポツリと言った。


『最後に一度だけ
  相原課長に抱いてもらおうかな』


その晩、送別会がお開きになると、
連れだって人混みの中に消えて行った相原とサキの二人は、
あれからどうしたのだろう……。



真昼間だというのによからぬ想像が脳裏をよぎり、

紫月はゴクリと息を飲んだ。




そんなこんな話をしつつ

「あ、このお店安いし美味しそう~」

「旨かったぞ、この前入ってみた」

「さすが課長、早っ」

コンビニの場所を確認したりしながら


「それにしても便利な場所ですねぇ」

「だろ?」


2人はいよいよ目的地についた。