カラぶり恋愛

私の前に現れたのは

なんと、怒鳴ってきた先生だった。


「あ、あの時の〜!」


私はその瞬間、夢じゃないかと
ほっぺをつねった。


「何してんの?あいりちゃん?」

いきなり名前で呼ばれて、体が熱いのが自分でもわかった。


私「なんでもないです。先生が野球部の顧問の先生なんですか?」


「そうだ。俺の名前は吉屋 祐介(よしや ゆうすけ)」

私「吉屋先生…ですか。質問があるんですけど」

先生「なんだ?」

私「女子でも野球部に入れますか?」

先生「俺は大歓迎だぞ!お前、入るのか?」

私「そのつもりです。」

先生「女子いないけど、頑張ってくれよ。」

私「はい。では、失礼しました」